黒毛和牛とは一体なに!?牛肉の基礎知識

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黒毛和牛とは、日本在来種の総称となります。

種類には4種類が法規上認定されています。

ただし、日本の在来種といっても歴史上品種改良がなされ、現在では体格や体重など日本最初の和牛とはかけ離れものになっています。

この記事を読むとわかること

  • 日本の和牛は4品種。種別で解説。
  • 国産といわれる定義とは?
  • 日本の流通で一番多い黒毛和牛はブランド牛の素牛。

畜産の法規が整備がなされている現在の視点で、黒毛和牛について解説していきます。

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目次

黒毛和牛とは日本の在来種の総称!

日本の在来種には、4種類の牛がいます。

「黒毛和種」(黒毛和牛)「無角和種」「褐毛和種」「日本短角種」があり、これらを総称して和牛と呼びます。

現在の日本国内で約94%が「黒毛和種」(黒毛和牛)が生産されていることから、私たちの身近な生活で食されている牛肉は、和牛の「黒毛和種」となります。

いわば和牛の代表格になります。

残りの約6%で和牛の品種は、生産されているもののごくわずかではありますが、少量として流通されています。

 

「褐毛和種」

褐毛和種

熊本県や高知県で生産され、源流は韓国牛と言われてます。

改良の過程でデボン種やシンメタール種と交配を重ね、現在は肥後の「あか牛」と言われる肥後牛の元が作られました。

「日本短角種」

日本短角種

青森県、岩手県が主に生産され、ショートホーン種を交配して作られ、丈夫な体と粗飼料の飼育に適しているため山地放牧が主体になります。

「無角和種」

無角和種

山口県萩市を中心に飼育され、従来の黒毛和種にアンガス種を交配して作られたものです。

「黒毛和種」(黒毛和牛)

黒毛和種

全国的に飼育されていますが、明治時代に改良が始まり、ヨーロッパの在来種であるデボン種、アンガス種の交配が試みられました。

また、特徴として全体的に黒い毛でおおわれていることから黒毛と言われています。

ご存知の和牛、黒毛などは牛の特徴や総称からきたものと理解して頂ければと思います。

ただ、在来種とご理解していただいたところで国産牛肉とは一体なんでしょうか?

国産牛肉と和牛の違いとはなんでしょうか?


日本の法律の基準で国内の飼育期間が長いものが国産牛肉になります

和牛の記述において、在来種は品種改良がなされたものがほとんどだとお気づきいただけたのではないでしょうか。

日本の気候や風土、日本人の味の好み、牛肉の色合いなど、日本の牛肉として進化していくためには、多くの外来種との交配が進みました。

そこできちんとした国産牛肉として基準を設けるためにはかなり複雑になりますが、日本の法律では飼育期間を基準としています。

生まれが国内、海外であろうとも飼育期間が最も長いところが国産になります。

現在、国内に流通いる牛肉の品種は、和牛、交雑種、ホルスタイン、輸入牛になります。

和牛は、在来種。交雑種は和牛のいずれかとホルスタインの交配。ホルスタインは、乳用種であり、外来種となります。

輸入牛は、海外で飼育された期間が長いため輸入牛肉として流通し、国産牛肉は、国内の飼育期間が長いため和牛、交雑種、ホルスタインとなります。

国産牛肉と和牛の違いについておわかりいただけたのではないでしょうか。

ただ、国産牛肉として何故、和牛というものが存在し続けているのでしょうか?

続いて、和牛の歴史についてご紹介していきます。

 

食用専用種としてありつづける黒毛和牛

黒毛和牛は肉専用といわれ、語弊があるかもしれませんが食用として飼育されています。

古来の日本人は、仏教の伝来とともに仏法思想の中で肉を食べてはいけないこととされていました。

ただ、時の権力者、豊臣秀吉などは元気の素として隠れて食べていましたが、日本人で公で食べたのは明治天皇とされています。

本来、黒毛和牛の改良前の在来種は重要な労働力として田畑の農耕や運搬用、肥糧の生産として大切な役目がありました。

昭和30年頃の耕運機などのが登場し、在来種の役目がなくなりつつあった時代に駐留米軍へ牛肉の納入業務が始まり、東京の芝浦と畜場を中心とした牛肉問屋が業務を提携し、去勢牛を原則的に納入する業務を行っていました。

役目を終えた行先に食用として需要ができ、食用として今尚健在しています。

日本三大銘柄の松坂牛や近江牛、神戸牛は歴史ある黒毛和牛として日本でも大変人気となっています。

歴史ある味、日本の味の一つではないでしょうか。

 

まとめ

牛肉の黒毛和牛とは、和牛の一つであり、和牛は在来種の総称となります。

時には人の労働の助けとなり、時の変化とともに食用として今では世界の人々に愛されるようになりました。

在来種といえど、日本人に合わせてつくりあげられたその味は幾度となく改良され、現在にいたります。

過去の歴史を振り返ると、米軍駐屯地で流通されていた牛の体格は200kg程度でありましたが、現在では1トンにもおよびます。

国産牛肉の定義は、飼育期間が基準となり国内の飼育期間が長いものは国産牛肉としては流通されています。

世界でも様々な牛の品種があり、世界各地で様々な品種がでまわっている中で、国産といえる、日本の牛といえるのが日本人が育てたから。

これ以上の言葉はいらないと思います。

 

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この記事を書いた人

食肉販売技術管理士。 食肉のプロを養成する学校で「技能賞」を受賞後卒業。関東、関西中心に全国各地で食肉の技術と知識を学ぶ。 国産牛卸の(株)五十嵐商会にて、品質管理室室長を務め、牛の捌きを10年で5万頭の経験。現在は五十嵐商会(株)代表取締役。

近年では、NHK「あさイチ」に出演。「関西じゃらん」の特別付録にて牛肉の寄稿・監修も。

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