【プロ】も絶賛!!ミスジステーキの魅力とは!?

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「ミスジステーキ」とはご存じでしょうか。

多くのファミリーレストランでも見かけるようになった「ミスジステーキ」について魅力を惜しみなく紹介していきたいと思います。

見た目は葉っぱのようなミスジは、グッと凝縮された味わいの希少部位ならでは独特な食味に触れていきます。

この記事を読むとわかること

  • ミスジとはどこの部位?味わいとは?
  • 焼き方とは?
  • どれくらいのカロリーがある?

以上の点を紹介していきます。

目次

牛一頭の2%しか食べれない希少部位「ミスジ」の魅力とは!?

過去10年に比べれて牛の一頭の体格や重さは大きく変わりました。

特に和牛においては、約450kgが大きいとされていましたが近年では、肩幅がでかくなったり、ももが大きくなったりと環境や与えるエサによって現在では大きいもので、650kgになります。

お肉をカットする人にとっては重すぎて息を切らしながら作業をしている状況です。

私も正直、骨を抜く作業になると「イヤ」になります。

では、重さが変わるとどうなるのかといいますと。

国産や輸入のミスジ

国産や輸入のミスジ

 

350kgぐらいの牛でうすいミスジとなります。しかし、和牛や牛自体がでかくなるとミスジが非常に大きくなります。

和牛ミスジ

和牛ミスジ

牛肉のみすじ

みすじの特徴は中心にすじがあり、すじを中心から放射しながら繊維が広がる

 

この厚みだとステーキにいけるのでは?との観点から「ミスジステーキ」が登場します。

では、ミスジとはどのような味わいとどこの部位なのか触れていきたいと思います。



ミスジとはどこの部位?味わいとは?

「ミスジ」とは、うで(かた)部位からの一部分で、人間でいえば肩甲骨の裏面にそくしている部位にあたります。

牛肉のミスジの場所

牛肉のミスジの場所

ミスジの印象としては、カッティングすると真ん中にスジが通っており広がるようにサシ(脂肪交雑)がはいります。

少し「ともばら」のフランクと似ていますが、和牛においては断面が葉のような美しさがあります。

国産や輸入では、サシがあまり入っておらず赤色が濃くなってきます。

これは、和牛と国産で見分けられます。

うで部位の特徴といえばあっさりしたものですが、「ミスジ」の味わいは適度な弾力があり食感もよく、脂の濃厚さを感じさせません。

口の中で肉の濃厚な味わいがジュワ~っと広がり、噛んでるうちに肉汁がトロリと溢れだし、甘味が増してきます。

 

松坂牛などのブランド牛になると色合いや肉質など艶がのってきます。

 

和牛やブランド牛を食べ比べるのもよいかもしれません。それぞれ「ミスジ」といえど味わいが変わってきます。

ルビーのような輝き!?牛肉のみすじを松坂牛のやまとで選ぶワケとは?

ミスジステーキの焼き方とは?

焼き方には様々ありますが、大切なポイントとしては必ず焼き上げる前に常温にもっていくことが大切です。これは、肉芯温度が焼き上げでポイントになるからです。

冷蔵庫から約15分ほど出して置き、肉の中心温度をあげてあげることで美味しく焼き上げることができます。

また、片面は強火でカラッと焼き、返してときに焼き具合を調整する事が大切です。

うま味のもとである肉汁を中に閉じ込める事により食べた時に肉汁がふわっと広がります。

カラっと焼きあがったミスジ

カラっと焼きあがったミスジ

 

ご参考にこちらでも紹介しています!

みすじなどの部位を取り扱う上で大切な調理方法とは!?

また、希少部位であるがために価格も立派になりますが、焼き方や調味の仕方を間違えると非常にもったいないですので抑えておいたほうがよいでしょう。

私が個人的に好きな「ミスジ」でも特に濃厚に味わえるとしたら、ここしかないです。

これは、骨を抜く作業しか知らないかもしれませんが、肩甲骨には軟骨がついています。

肩ロースとゆういつ接触しているところになりますが、軟骨とミスジの接合部分をうまく一枚切りにしたステーキがミスジの一番醍醐味だといえる部分です。

マグロのトロといったところではないでしょうか。




ミスジにはどれくらいのカロリーがある?

気になるカロリーにおいてですが、全体的に「うで」部位はカロリーが少なめです。国産、輸入によってもカロリーがかわりますが参考に掲載していきます。

※可食箇所100gで調理前のカロリーなります。

交雑牛 乳用種 豪州アンガス
うで(かた) 246kcal 323kcal 214kcal
サーロイン 351kcal 357kcal 281kcal
ヒレ 208kcal 174kcal 168kcal
もも 260kcal 170kcal 231kcal

出典公益社団法人 日本食肉消費センター

和牛のデータが残念ながらありませんが、データができたら公開します。

全体的にみるとあっさりしている「もも」部位とあまり変わらないように見受けれますので、あっさりしていることの理由でもあるのではないでしょうか。

牛肉の希少部位で知名度の高い部位とは?



まとめ

今回は、ミスジステーキについて記載してきましたが、希少部位といわれる部位は多く存在します。

まだ、注目すらされていない箇所もありますので、私だけが知っている部位があるとしたら、あなたはお肉「博士」かもしれません。

また、新しい発見もお肉の醍醐味です。

まだまだ探求すればいろんなものが見つかりますよ。

では!次回に!!

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この記事を書いた人

食肉販売技術管理士。 食肉のプロを養成する学校で「技能賞」を受賞後卒業。関東、関西中心に全国各地で食肉の技術と知識を学ぶ。 国産牛卸の(株)五十嵐商会にて、品質管理室室長を務め、牛の捌きを10年で5万頭の経験。現在は五十嵐商会(株)代表取締役。

近年では、NHK「あさイチ」に出演。「関西じゃらん」の特別付録にて牛肉の寄稿・監修も。

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