お得感(価値)を感じるのは個人差がありますが、食べ放題となるといかがでしょうか。
総額的に安くすませたい場合は、お得と感じることはありますが安い反面、味などは疑問点が残るのではと思うかもしれません。
さて、今回は、お得(価値)について食べ放題ではどのように感じ、どのようなお店を選ぶべきか、一つ参考になるればと思います。
食べれば食べるほどお得?本当にお得と感じる牛肉とは?
全国各地に数多くの焼肉店はありますが、人口10万人あたりで全国平均でみますと約14軒、石川県が全国的に一番多くその軒数は、27軒にものぼりますが、次に福井県となっています。
生産頭数から言えばこの2県とも非常に少ないため、(全国的に下の方)全国的に展開されている焼肉店が多く見受けられます。石川県においては、牛の生産において伸び悩んでおり、全国的に有名になったのがクローン牛の存在でした。
世の中には数多くの焼肉店がありますが、その中でも焼肉の食べ放題を主体に行っているお店も数多く見受けられます。
私自身もどのようなものがあるのかと興味があってよく食べに行きます。ただ、個人的に感じるのは、お客主体で考えた時にどのような焼肉がお得感があるのかと疑問点を感じその旨を記載していきます。
食べれば食べるほどお得ではないかと思いますが、私自身あまり食べられない方ですので、(約400gほど)ここでは、牛肉は好きだが量を食べられない方にとっては参考になると思います。
ただ、現在(2016年)においては国産の牛肉(和牛を含む)の価格の高騰が進んでいますので時によって違いはありますが、どのような食べ放題がお得だと思われるのか参考にしていだだければと思います。
国産牛と輸入の価格の違いについて
誰しもが理解できるような事ではありますが、国産と輸入では価格の違いはあります。
この違いは圧倒的に日本と海外では牛の生産量が違う部分があり、価格に影響をしている事はあります。
オーストラリアの牛の品種改良の技術は、かなり発達しており、この10年の間で日本人でも受け入れられるよな味に仕上げられてきています。特に飼料や飼育に関しての改善が輸入独特の臭みが消えてきています。
中には、日本の和牛と掛け合わせにより独自の和牛として輸入されてきており、「WAGYU」として販売されていることもあります。
何故、日本の和牛の掛け合わせができのか定かではありませんが、過去にアメリカ人が日本の種牛の種を購入し、それをオーストラリアの人に販売したとの噂があるぐらいですから状況としてはありえないこともないといえます。
しかしながら、圧倒的な物量の前には海外の方が有利であり、日本においては生産農家では、子牛を購入し飼育して販売する傾向がありますが、その子牛自体の価格が高すぎて日本の牛自体が高価な部分に影響していると思われます。
一頭あたりで50万ほどの牛を数年かけて育て販売する期間には餌代などの様々な経費が重なり、消費者に対して多くの影響を及ぼしているのかもしれません。
ただ、日本人の味覚からするとやはり国産が良いのではないでしょうか。
品種によっても価格が違う
牛には様々な品種がありますが、和牛にとっても黒毛和種、褐毛和種、日本短角種、無角和種などの4品種をあげられ、国産においては、交雑やホルスタインなどといった代表的なものがあります。
また、同じ和牛でも和牛と和牛経産やホルスタインとホルスの経産などによって価格の違いがありますし、格付けによっても違いが様々です。
お店によってもこの品種などで価格帯を調べそこを抑えることによって利益の確保を行っているところもあります。
牛の生産から加工段階まで携わった私としてもこの価格帯の違いについて購入される方に伝える事もありますので、焼肉を食べられる消費者の方には安いと感じられるようにはなっているかと思います。
希少部位を扱う食べ放題はお得なのか
希少部位については、食べる方にとっては非常に得なものがあります。
通常希少部位で販売する事は、お店にとって作業による手間や数を考えると価格帯があがりますが、牛肉の特徴や部位によって味わいが変わってきますので、それだけ食べられる方には楽しみや肉質の変化によって肉の良さがわかってきますので、良いと思います。
希少部位といえども私がしっている商品(部位)だけでも300以上ありますので、牛肉の楽しみ方は無限のようにあります。
まとめ
多くの食べ放題でお得感を感じられるのは、国産や和牛を取り扱っているお店(価格高騰により仕入れの値段からみて)のほうがお得だと個人的に思います。
食べれば食べるほどお得なものもありますが、現在の食べ放題での一人あたりで食べられる量には限りがありますし、味などをしっかり加味するうえでも国産が私的に思います。
ただ、輸入においては技術の発達からみると品質や味の向上が見受けられますが、先ず選ぶポイントとしては国産か輸入で選び、品種によって違いを選んでいくのか、ここではないでしょうか。
また、食べられる量が限られている場合などは、焼肉店で食べた方がお得な場合もあります。
また、セットメニューでもお店によっては、価格だけみれば非常にお得なものがありますので抑えておきたいところでもありますが、国産の牛肉においては、生産戸数の減少も含め価格高騰し、輸出も伸びてきています。
ますます値上がりする傾向にある牛肉ですが、和牛や国産自体が希少傾向になってきていますので、本当に抑えておくべきところなのではないでしょうか。