牛肉を食べると太る?お肉のはたらきとは?

【景品表示法に基づく表記】当ブログのコンテンツにはプロモーション広告が含まれている場合があります

古来より肉を食するということは、人間にとって必要不可欠です。

何故、必要なのでしょうか。それはお肉には必ず人間にとって必要な価値が存在するためです。

今回は、お肉は人間の体の中でどのようにはたらいているのか、ご紹介していきます。

目次

お肉を知るとそのはたらきの重要な役割が理解できる

牛肉や豚肉は、私達が日常の食生活の中で健康な体を作り、それを維持していくために重要な役割を果たしています。

お肉の栄養を正しく理解し、それぞれのライフスタイルに合わせて、健康な生活を送ることのできる食生活を考えてみましょう。

ここでは、それぞれのライフスタイルをテーマにあげ、食肉のはたらきをや何故、お肉を食べなけれならないのか、太らないようにするためにはどうしらよいのか記載していきます。

成長期の子供には

筋肉がどんどんつくられ、身長も日一日と伸びる子どもたち。タンパク質がもっとも必要な時期です。

男子10歳で、20歳~60歳代の成人と同量の1日70gを必要とし、年ごとに必要量を増えて、13~15歳で85gとピークに達します。女子は男子より早く、8歳で成人と同じ60gのタンパク質を必要とし、12~13歳で80gとピークになります。

育ちざかりの子供には、お肉料理を献立に積極的に取り入れて、たくましい体を作るようにしたいものです。

topofwaikiki1

妊娠中のお母さんには

妊娠中のお母さんは、おなかの赤ちゃんの分も一緒に食事を取らなければならないため、毎日の食事には気をつかいます。

栄養のバランスがとれているかどうか細かく気を配ることが大切です。

なかでも、タンパク質とカルシウムがしっかりとれているかが、妊娠中のお母さんの食事のポイントになります。というのも、タンパク質は赤ちゃんの体をつくるために、そしてカルシウムは骨をつくるのにどんどん使われるからです。

もし、お母さんの食事にそうした栄養素が不足すると、赤ちゃんの身体は十分に発育しませんし、赤ちゃんはお母さんの身体から、タンパク質やカルシウムをとろうとしますから、お母さんの身体に負担がかかることになるのです。

そうならにように、とくに赤ちゃんの発育がさかんな妊娠4ヶ月からは、お肉をしっかりと食べましょう。

はたらきざかりの青壮年には

はたらきざかりの青壮年には働き盛りの青壮年の体力を支える栄養素は、やはりタンパク質です。

20歳代に比べて必要とするエネルギー量は、30歳代、40歳代と年ごと減少しますが、必要なタンパク質の量は、20~60歳代まで男子が70g、女子60gと変わりません。

タンパク質をしっかりと同時に、他の栄養素もバランスよく摂取するのが、成人予防につながります。

高齢者の方には

世界有数の長寿国、日本。健康で長生きするためのポイントは、血管をいつまでも若く保つためのタンパク質と、骨の老化を防ぐカルシウムをしっかり取らなければなりません。

タンパク質をしっかりとるには、お肉料理をおすすめします。お肉は、脂質の少ない柔らかい部位を選ぶこと、また「綱焼き」、「ゆでる」など、脂質を減らす調理法で食べるようにしましょう。

医師に体重制限されている人は

今以上に体重を増やさないように、あるいは体重をへらすように、医師に注意されている人は、まず摂取エネルギーを増やさないことが大切です。

そのときの重要なポイントは、タンパク質はできるだけ維持し、炭水化物や脂質でエネルギーを調整することです。タンパク質が不足すると、からだの機能が低下し、かえって健康を害するからです。

お肉は、良質のタンパク源ですから、脂質の少ない部位を使い、さらに脂質を減らす調理法「網焼き」「ゆでる」を選びます。また、食事制限による減量だけを考えず、スポーツをしたり、歩く時間を長くしたりするなど運動量を増やして、消費エネルギーを多くすることも同時に行いたいものです。

24645731-Detailed-illustration-of-a-Vintage-Blackboard-of-American-Cut--Stock-Photo

医師にコレステロール値を制限されている人は

コレステロールを含む食品を食べたからといって、そのまま血中のコレステロール値に影響するものではありませんが、医師から制限されている人は、やはりコレステロールを多く含む食品の摂取を控えたほうがよいでしょう。

また、コレステロール値を下げるはたらきをするリノール酸をとるようにすることが大切です。

お肉は、魚介類や鳥類の卵に比べて、コレステロールの含有量が多くありませんし、調理によっても減少します。

脂質の少ない部位を選び、「網焼き」「煮込み」など、コレステロールの減少する調理法を選ぶことが大切です。また、植物油で調理するようにしたいものです。

まとめ

牛肉には、人間にとって必要なタンパク質やカルシウムが多く含まれていることがわかり、太るといってもエネルギーの量によって決まってきます。

また、部位や調理法によって必要なエネルギー摂取を調整したり、脂質をさけたり、調理の仕方によって変化しますのでおさえておきたいところです。

牛肉などの摂取には、妊娠中から高齢まで非常に重要な役割をはたし、人間には必要不可欠なものですが知識を得ることによってより良い生活の糧となります。

美味しいから食べるだけでなく、生きる上でなくてはならないものではないかと思います。健康維持していくには、これらの知識を踏まえておきたいものです。

あわせて読みたい
安い牛肉のステーキを”グッと”美味しくなる方法とは? スーパーなどの特売コーナーでは安く販売されているステーキや焼肉セットなど販売されているかと思います。 果たしておいしいのだろうか?と思うのではないでしょうか。...
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

食肉販売技術管理士。 食肉のプロを養成する学校で「技能賞」を受賞後卒業。関東、関西中心に全国各地で食肉の技術と知識を学ぶ。 国産牛卸の(株)五十嵐商会にて、品質管理室室長を務め、牛の捌きを10年で5万頭の経験。現在は五十嵐商会(株)代表取締役。

近年では、NHK「あさイチ」に出演。「関西じゃらん」の特別付録にて牛肉の寄稿・監修も。

目次