今回は「挽肉(ひきにく)」をつかったレシピをまとめてみました。
普段はどのように使っているでしょうか?ハンバーグだけが挽肉の使い方ではありませんので、是非とも参考にして頂ければと思います。
特売などで売られている挽肉を使って簡単料理を作る
タイムセールや特価販売でよく使われる国産牛と明記されている挽肉を使って安くて簡単なレシピをまとめました。
国産といえば、交雑牛やホルスタインといった品種がよく使われていますが、この品種は和牛より安めでかえますが、非常に肉にパサつきがみられ、肉の味が淡泊なところが特徴といっても過言ではありません。
安価ゆえにそんなにおいしくないのでは?と思いがちになりますが、今回は、この安価でもその特徴に合わせて料理をすると非常においしい料理につながります。国産牛ではないとこの料理には向いていないや輸入ではないと難しいものがありますので、抑えておきたいところです。
定番メニューのものがあったりしますが、ここではその味の付け加え方や簡単なところ注目していただければと思います。作り方からみれば、たった5行くらいしかないので、暗記でもできそうなレベルですので、是非とも試してみてください。
牛肉のつくねと味噌煮込み
このソースの作り方に是非覚えたいものです。
材料(2人分)
≪つくね≫
牛挽肉・・・200g
卵・・・1個
玉ねぎ(みじん切り)・・・1/2個
塩・・・少量
サラダ油・・・小さじ1杯
ニンジン(輪切り)・・・1/2本分
水・・・700cc
牛乳・・・500cc
バター・・・20g
味噌・・・120g
砂糖・・・小さじ4杯
作り方
- つくねを準備します。牛挽肉をボウルに入れ、手のひらの腹でこねます。肉に粘りが出て白っぽくなり、糸を引くようになるまでしっかりとこねます。
- 先ほどのボウルに卵を入れてよく混ぜたら塩、玉ねぎをいれて更に混ぜ、8当分にして小判型にまとめます。
- フライパンにサラダ油をひいて熱し、つくねを中火で焼いてしっかりと焼き目をつけます。
- 分量の水と牛乳を鍋に合わせて沸かし、焼いたつくね、にんじん、バターをいれ、砂糖を加えます。
- 煮汁が煮つまってくるまでしばらく中火で煮込み完成です。
うどんともろこし肉みそ
肉みそはどんな麺類にもあいますが、できれば細麺がよいかと思います。とうもろこしは焼いた方が良いです。
材料(2人分)
牛挽肉・・・約60g
焼きトウモロコシの粒・・・100g
≪A≫
醤油・・・大さじ2杯
みりん・・・大さじ2杯
酒・・・大さじ2杯
だし汁・・・190cc
味噌・・・20g
水溶き片栗粉・・・適量
稲庭うどん・・・2玉
ネギ(小口切り)・・・適量
粗びき胡椒・・・適量
作り方
- 牛挽肉を鍋に入れ、≪A≫を注いで火にかけ、肉をほぐしながら煮ていきます。沸いたらアクをとり除きます。
- 出し汁を注ぎ、沸いたら味噌を溶かし入れます。
- 水溶き片栗粉でとろみをつけ、焼きトウモロコシの粒を加えます。
- 稲庭うだんをゆでて冷水に取ります。熱湯にくぐらせて温めてから器に盛り、上から先ほどの肉などをかけます。ネギと粗びき胡椒をふって完成です。
柚子風味の和風麻婆豆腐
柚子の香りが決めての一皿です。
材料(1皿2人分)
牛挽肉・・・50g
木綿豆腐(各切り)・・・1/2丁
長ネギ(小口切り)・・・約16cm分
ごま油・・・小さじ1杯
醤油・・・大さじ1杯
酒・・・大さじ2杯
かつおだし汁・・・180cc
薄口醤油・・・小さじ1/2杯
水溶き片栗粉・・・適量
青柚子の皮・・・適量
作り方
- フライパンを熱し、ごま油をひいて牛挽肉を炒めます。肉の色が変わったら醤油、酒を入れて煮ます。少し煮つまったらかつおだし汁を加えます。沸いてきたら適度にアクを取り除きます。
- 長ネギを入れ、水溶き片栗粉でとろみをつけます。
- 最後に木綿豆腐を入れて温め、薄口醤油で味を調えます。
- 器に盛り、すりおろした青柚子の皮をふり、完成です。
ふろふき大根とごぼう肉味噌
肉みそはまとめて作っておけば、野菜スティックやご飯のお供、田楽味噌などに使えて非常に便利です。
材料(2人分)
≪肉味噌≫
牛挽肉・・・100g
ごぼう(さいのめ切り)・・・70g
ゴマ油・・・小さじ1杯
≪A≫
味噌・・・100g
みりん・・・大さじ2杯
酒・・・大さじ2杯
砂糖・・・20g
卵黄・・・1個分
大根(3cm厚さの輪切り)・・・2切れ
昆布・・・適量
作り方
- 大根は輪切りにして皮をむき、面取りをして、昆布を入れた湯に入れて、スッと串が通るまでやわらかくゆでます。
- 肉味噌を作ります。まず≪A≫の味噌、みりん、酒を混ぜ合わせ、味噌が溶けたら砂糖、卵黄を加えて更に混ぜておきます。
- 熱したフライパンにごま油をひき、牛挽肉、ごぼうを入れて炒めます。肉に火がとおったら、先ほどの肉味噌を入れて味噌に火が入るまでグツグツと煮ます。
- 温めた大根を器に盛り、先ほどの肉味噌をのせ完成です。
まとめ
今回は簡単で安くできる料理を紹介していきましたが、肉質で劣る品種でも必ずおいしいものができます。
私がよく料理や食肉を扱うを師匠から教えていただいた事には、「どんな牛でも扱う人間しだいで、うまくなったり不味くなったりするものだ」とよくおっしゃっておりました。
私も新しい事を覚えるたびに確かにそうだと思うことがありました。この大切な部分を抑えながら食肉の料理にのぞみたいものです。
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