今日からでも使える牛のこま切れ肉のレシピ

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今回は、牛肉のこま切れを使って短時間でできるレシピを紹介していきます。

ここ数年の震災などの自然災害や生産農家の減少、そして、和牛等の輸出によって国内の牛肉の値段が高騰していることがあり、ますます家庭での牛肉料理が楽しみずらくなっています。

しかしながら部位や品種を変更し、安価なものを手にしたとしても調理に工夫していけば必ずおいしいものができあがります。

目次

国産の牛肉を使ってなるべく短時間でできる料理をまとめました。

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こま切れ肉は、全国では一律とは言えませんが、100gあたり130円から150円(国産牛)ほどで購入できると思いますが、1回の牛肉の料理に使う量は、一人当たりだいたい70g~150gと言われていますので、一回の食事としては、和牛よりは安めで食事をすることができると思いますので、是非とも試してみてはいかがでしょうか。

これまでは、材料を4人分で記載してきましたが、今回は、もっともわかりやすいように2人分で計記載しておきましたのでご活用ください。

牛丼

牛丼

材料(2人分)

牛こま切れ・・・150g
玉ねぎ・・・1個
牛脂・・・適量(ほとんどのスーパーでは無料です)

≪A≫
水・・・200cc
酒・・・150cc

≪B≫
醤油・・・大さじ1杯
砂糖・・・小さじ1杯

ご飯・・・2人分

作り方

  • 玉ねぎは甘味がでるよう、繊維を断ち切るように約3ミリの厚さの半月切りにします。
  • 熱したフライパンに牛脂を入れ、中火でじっくりと炒めます。(ここで玉ねぎの甘さを引き出します)
  • 茶色に色づいたら≪A≫を入れます。
  • 沸いたら3~4分間煮詰め、≪B≫を加えて味をつけます。少し煮込んで味をなじませたら、牛丼の具が完成です。
  • ご飯に具をのせて完成です。

料理のポイント

玉ねぎは必ず繊維断ち切って薄切りにし、充分に炒めないと甘味がでませので注意が必要です。

牛肉ときのこの卵とじ

卵

材料(2人分)

牛こま切れ肉・・・60g~70g
しめじ・・・1/2パック
しいたけ・・・2本
えのき・・・1/2袋

割り下
だし汁・・・60cc
みりん・・・大さじ1杯
醤油(薄口が良い)・・・大さじ1杯

卵・・・2個
三つ葉(ざく切り)・・・適量
粉山椒・・・適量

作り方

  • しめじ、えのきは石づきを切り落としてほぐします。しいたけも石づきを切り落として薄切りにします。
  • 割り下を鍋に入れ、キノコ類をいれて火にかけます。
  • キノコに火が入ったら、牛肉を広げて入れます。
  • 牛肉に半分程度火が通ったら、溶いた卵をまわし入れて蓋をし、火を強めて数秒煮てすぐに火を止めます。卵は半熟状態になるように蓋をしたまましばらく蒸らします。
  • 器に盛り、三つ葉をちらし、山椒をふります。

料理のポイント

牛肉と卵の火のいれすぎに注意が必要です。

牛のしぐれ煮と焼きおにぎりのお茶漬け

しぐれ煮

材料(2人分)

≪牛肉のしぐれ煮≫
牛こま切れ・・・200g
水・・・1000cc
醤油・・・大さじ4杯
酒・・・大さじ4杯
砂糖・・・30g
生姜(千切り)・・・20g

ご飯・・・2人分
ごま油・・・小さじ1杯

≪茶漬けだし≫
だし汁・・・90cc
緑茶・・・90cc
酒・・・大さじ1杯
醤油(薄口)・・・小さじ1杯

煎り白ごま、ネギ(小口切り)、もみ海苔・・・各適量

作り方

  • 牛しぐれ煮を用意します。牛こま切れは煮縮みするので、大きめに切った方が良いです。熱湯をかけて霜降りし、アクを取り除きます。
  • 鍋に先ほどの牛肉、、分量の水、醤油、酒を入れて火にかけます。沸いたら砂糖、生姜を入れ、アクを取り除きながらコトコト煮込みます。
  • 煮汁がなくなるまで煮続けたら、できあがりです。
  • ご飯にしぐれ煮を混ぜて、たいこ形のおにぎりを2個作ります。熱したフライパンにゴマ油をひいて、おにぎりを香ばしく焼きます。
  • お椀に焼いたおにぎりを入れて、煎りゴマとネギをちらし、沸かした茶漬けだしをかけます。もみ海苔をちらしてできあがりです。

料理のポイント

しぐれ煮は、作り置きが可能な常備菜です。作り置きができるためレシピは、多めの目方になります。

牛肉と五目炒め

中華

材料(2人分)

牛こま切れ肉・・・120g
ニンジン・・・1/4本
セロリ・・・1本
キャベツ・・・1/5個
ピーマン・・・1個
しいたけ・・・2本

≪A≫
塩・こしょう・・・各少量
醤油・・・こさじ1/2杯
酒(紹興酒か日本酒)・・・大さじ1杯
片栗粉・・・大さじ1杯

≪B≫
塩・こしょう・・・各少量
上白糖・・・小さじ2/3杯
酢・・・小さじ1/2杯
酒・・・大さじ1杯
鶏ガラスープ・・・大さじ1杯
醤油・・・小さじ2杯
片栗粉・・・小さじ1/3杯

作り方

  • 牛肉に≪A≫で下味をつけます。
  • ニンジン、セロリ、キャベツ、ピーマン、シイタケは約4cmの長さほどの細切りにします。
  • ボウルに≪B≫を合わせておきます。
  • 中華鍋(または深めのフライパン)にサラダ油を大さじ1杯(分量外)をひき、先ほどの牛肉を入れて火にかけ、7割ほど火がとおったら先ほどの野菜
    を固めのものから順に入れて炒めていきます。
  • 野菜が全体的にしんなりしてきたら、≪B≫のあわせ調味料を入れ、全体に味が絡んだら器に盛り、完成です。

料理のポイント

合わせ調味料≪B≫を入れたらすぐに混ぜず、片栗粉にとろみがつくまでまちます。すぐに混ぜると片栗粉に火が通るまでに水っぽくなってしまいます。

 

まとめ

牛のこま切れ肉は、非常に料理用途にとんだものなので、扱いやすく料理幅が広いものになります。

まだまだ たくさんの料理がありますので、一つずつのレシピを抑えていくと様々なものができますので是非活用してください。
https://gyuniku-igarashi.co.jp/gyunikuhakase/1342/

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この記事を書いた人

食肉販売技術管理士。 食肉のプロを養成する学校で「技能賞」を受賞後卒業。関東、関西中心に全国各地で食肉の技術と知識を学ぶ。 国産牛卸の(株)五十嵐商会にて、品質管理室室長を務め、牛の捌きを10年で5万頭の経験。現在は五十嵐商会(株)代表取締役。

近年では、NHK「あさイチ」に出演。「関西じゃらん」の特別付録にて牛肉の寄稿・監修も。

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